今、書きたいこと、伝えたいこと

Webメディアの編集者/ライター「木谷宗義」が仕事の本題とは関係ないことを書くブログ

「ご冥福をお祈りします」って言えない

テレビのワイドショーで「寂しいですね」と涙を流すコメンテーター。FacebookTwitterで、「ご冥福をお祈りします」というコメントとともに、ニュース記事をシェア/RTする人たち。

昨日から、メディアは松方弘樹さんの訃報でもちきりだ。

でも、ごめんなさい。松方弘樹さんには悪いけど、僕はそこまで思えない。もちろん、松方弘樹さんが名優だということは知っている。その功績が大きいことも知っている。もちろん嫌いなわけでもない。でも、悲しいとか寂しいとか、心を揺さぶられるほどほど身近にいた人じゃない。

もし大好きな俳優さんがなくなったら、寂しいと思うだろうし泣いてしまうかもしれない。でも、それほど強い関心を持っていなかった人が亡くなっても、「あぁ、そうなんだ。びっくりした」と思うだけで、それ以上の感情は出てこないんだ。

涙を流すコメンテーターや「ご冥福をお祈りします」とコメントするSNSユーザーは
、本当にそう思っているんだろうか?

たびたび例が松方弘樹さんになってご本人には恐縮だけど、松方弘樹さんはご病気でここ最近はテレビに出られていなかった。

この間、どれだけの人が「松方さんどうしてるかな?」「早く復帰してほしいな」と思っていただろうか。おそらく多くの人はそう思ってなくて、訃報を聞いて「そういえば、最近出てなかったよね」と思うぐらいの距離感だったんじゃないだろうか。

僕もそんな一人。そんな一人だから、寂しいとか悲しいという感情は湧いてこないし、普段話題に出したこともないような人に対して「ご冥福をお祈りします」なんて軽々しく言えない。

本当に冥福を祈るならば、思い出話のひとつもできるぐらいの人にしたいんだ。